柏の葉の家

 

新築

所在地: 千葉県柏市

設計: 2017.09

 

 大きな開口部を持ちながらも、建築の内部空間と周囲の環境を柔らかく繋ぐ事により、開放感と同時に安心感を得る事の出来る住宅の提案。
 住宅地で大きな開口部を設けた場合、常にプライバシーの問題が発生する。結果的にカーテンを閉じたままの状態になってしまい、外部環境との関係が途切れてしまうケースが多い。そこで家族の滞在時間の長い共有エリアを2階へ上げ、大きな開口部をニッチ部分に配置する事により、街路や近隣からの視線のズレを生じさせ、庭の緑に視線を導く。そうする事により外部環境と柔らかくつながれながらも、開放感とプライバシーの確保を得る事が可能になる。   
 大きな開口部の先にある小さな庭は、街路からの視線を柔らかく遮る役割を持つ他に、街と家との間の緩衝帯として室内空間を豊かにしてくれ、街に建築をなじませる役割を持つ。 

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