桜新町の住宅

 

リノベーション

所在地: 東京都世田谷区

竣工: 2012.02

施工業者: 日祥工業 担当 渡井孝浩

撮影: 本城洋一建築設計事務所

雑誌掲載: relife+ vol.26(扶桑社)

 

最も滞在時間が長く生活の中心となる
リビング・ダイニングを2面採光が取れ、
バルコニーの奥行きの深い部分に面して
配置する事により、最大限の広さを確保
した。共有エリアのキッチンを個室にするには部屋の奥行きが浅かった為、折戸を開閉する事により、瞬時に空間の用途や雰囲気を変化出来るようにした。
周辺に高い建物が少ない為、奥行きの深い
バルコニーが周辺環境との緩衝帯となり、
プライバシーの確保と同時に、住宅密集
エリアでは貴重な開放感を得ている。
廊下の突き当りの納戸の扉には、特殊加工の鏡が貼り付けてあり、表層に光を溜める事により、暗くなりがちな廊下の突き当たりを優しく照らしている。また廊下に面した個室の引き戸は通常は開けたままの状態であり、そよ風が廊下を吹き抜け、窓より入ってくる柔らかい光が回り込み、部屋全体が穏やかな雰囲気に満ちている。

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